昨年末、軽キャンパーを購入しました。軽キャンふくろう号と名付けまして、今回、2月の連休でくそっ寒い中発車いたしました。
行き先は、四国(愛媛県と高知県)を回ってこようと企画しての出発です。
旅紀行を写真を交えてしてみようと思います。
まず、第1日目は8日金曜の夜に自宅を出発、大分別府のフェリー乗り場まで、約245km九州自動車道での移動です、初の車中泊です。
窓まわりを遮光と断熱を兼ねたシートを貼って、フルフラットベットで夫婦二人と犬2匹の旅の始まりは、隣のトラックのアイドリング音に悩まされて、若干睡眠不足でスタートです。
さて、第2日目9日は、4時30分起床、乗船手続きをして乗船2時間50分の船旅は、再度就寝して8時30分頃、八幡浜港へ到着、
そこから、大洲市を観光(大洲城、おはなはん通り、臥龍山荘など)大洲城は真新しい木造の新築の再建されたお城で、やはり木造であることの意義を改めて感じることの出来るお城でした。臥龍山荘では川沿のやぐらの上に立つ庵で、春の息吹に囀りながらわずか数メートルの水鉢にヤマガラが水浴びに来てくれました。
大洲観光を終えて、一路南下、宇和島観光(宇和島城、天赦園、など)宇和島城は小さいながらも木造で城そのものが宇和島の街を睥睨して、宇和島港を見下ろす風光明媚の立地で、地元の方に本丸広場でオレンジの皮の砂糖付とお茶で接待を受け、犬連れの私達のために城内見物の間は犬の面倒も見て頂いて、大変お世話になりました。
次の目的地は、土佐清水市の竜串海岸を目指して、再度南下海岸線をドライブして、竜串海中公園へ九州でも佐賀県呼子と熊本県天草の2箇所で海中を覗いていたのですが、ここはその2箇所と違うのは、メジナとブダイが見れたこと、九州は黒鯛(チヌ)が主でした。さて、2日目の終わりは足摺岬(足摺テルメ)で迎えました。夕日に迎えられて夕食はフランス料理(要予約)そして入浴を済ませ、駐車場の隅を拝借して車中泊2日目就寝。
第3日目は、朝日より早く目覚めて朝焼けの太平洋を寒さを堪えて鑑賞、朝食(パン)をかじりながら、朝日に見送られながら、日本最後の清流四万十川へ、
四万十市の佐田・三里・高瀬の沈下橋を順々に訪ね廻り、手摺や欄干の無い事で肝を冷やしながら、それぞれを軽キャンで渡り、四万十市から高知へ向けてのドライブ、太平洋は穏やかに光輝いて迎えてくれました。
国宝高知城は流石に荘厳で威厳に満ちていました。高知城前では蚤の市のような、露天が並び骨董品から生鮮食品まで売っていました、
犬゛の散歩も兼ねて冷やかしながら散策して、坊さんがカンザシを買ったという「はりまや橋」をみて、桂浜に坂本龍馬に会いに行きました。
手の届かぬ高い龍馬像を見上げて、桂浜を夫婦と犬2匹で散歩して、文字通り手の届く龍馬と握手をして坂本龍馬記念館に入りました。中ではVTRを見ながら夫婦ふたりで若干うたた寝もして疲労回復、屋上展望から「日本の夜明けは近いぜよ!」と声には出さずに心で叫び、閉館とともに退出して、宿泊予定の四国中央市の道の駅「霧の森」を目指して高速へ、しかし、ナビに設定を大まかにした御蔭で近くにいるのに目的地が分からず、再度目的地をインプットし直すとどう言う訳か、ナビに連れ回されて一般道で次のICへそして高速を戻ってきて上下車線で乗り降りの支持に??と成り、通過してしまい次のICまで戻り再度Uターンして、最初に降りたICで降りて今度はTELで確認をして、現地到着。しかし、予定は1時間半ほど超過して、その上、レストランは終わっていて軽食のみと言われ、イメージとも違っていたので入浴だけさせて頂いて、再度高速で、翌日の目的地(今治方面)に向けて高速のSAで就寝と決めて再出発、石槌山SA(小松ハイウェイオアシス)にて、遅い夕食を頂いて、無事車中泊3日目就寝。
第4日目は少しゆっくりと寝て、7時過ぎ起床、朝周りを見渡すと、同じように車中泊の車両数台あり、その内の一台の方より呼び止められて、車の件で若干お話する事が出来ました、又今までと違った人の縁がこれから出来ていくのかな?と期待が持てる一瞬でした。
レストランでモーニングをいただいて最後の一日、さあ、出発!
今治城を見てから、八幡浜~別府間のフェリーに乗って後は、高速で帰宅の予定です。さて、今治城は入口前の駐車場に車を止めて、9時からの開館に合わせて入城、妻と犬は外に待たせて、藤堂高虎公に見守ってもらって一人登城させていただきました。残念ながらコンクリートの城でしたが、展示物に武具甲冑が多く有りましたし、海の水を引き入れた掘割と又、周りを取り巻く櫓は、新築木造の城門櫓も有り、中は何もなく広々とした空間が有り、もったいないねと管理のおじさんと話してきました。
私の様に居合をする者にとって、あの空間は、然も城の中である立地というかシチュエーションは刀を振りたい、こんな場所で稽古がてきたら良いだろうなぁ!という思いに駆られながら、今治城をあとにして無事長崎へ帰ってまいりました。都合約1,300kmの旅になりました。
若干疲れはしたものの、思い通りに走り回って車に寝る事に特化した車とは言え十分に満足のいく旅になりました。現地あちこちでご縁がありました。皆様に感謝してこの旅の紀行を閉じます。